病院で働くナースはネイルを禁止されていることが多い。長い爪は患者を傷つけたり衛生上の問題があったりすることや、ナースという仕事柄派手な見た目が敬遠されることが禁止の理由だろう。しかし、ナースであってもネイルが許可されている職場はある。具体的には、美容外科や美容皮膚科などの美容関係の診療科や病院、企業や学校の医務室や保健室である。
美容外科や美容皮膚科は、美しさを求めて患者が来院する。そのため、働くスタッフにも美的感覚が求められる。身だしなみにも厳しい病院が多い。ネイルも身だしなみの一環として、許可されていることがほとんどである。実際に、患者を直接ケアすることが少ない診療科であるということもネイルが許可されている理由の一つだろう。
企業の医務室や学校の保健室もネイルが許可される可能性が高い職場である。もちろん、派手なデコレーションやカラーは禁止されていることが多いだろうが、社会人として許容される範囲でネイルを楽しむことができる。急病や突然のケガなどに対して、応急処置をすることもあるので、爪を長くするよりは、短い爪でカラーやアートを楽しむほうが良いだろう。
また、病院よりもクリニックや診療所ではネイルを許可している比率が高いと言える。求人票などを良く見てみると、ネイルOKなどと記載されている求人が意外と多い。ナースをしながら爪のオシャレも楽しみたいという人が増えてきている証拠だろう。ネイルを楽しみたいナースはネイルが許可されやすい職場を探すことも一つの方法である。また、病院でも様々な工夫でおしゃれを楽しめているナースもいるようだ。