女子力を高めるためにメイクやファッションを意識して、日頃から研究熱心な女性はたくさんいるが、しぐさまで意識している人は意外と少ない。ビジネスの場では、外見の身だしなみだけでなく、しぐさも見られていることに気づいていないからだ。いくら身だしなみのポイントをきちんと押さえていても、猫背だったり、脚を開いてだらしなくしていては、女子力が半減してしまう。それだけ、美しいしぐさというのは、女子力と切っても切れない関係なのだ。では、実際にどのようなしぐさをすればよいのだろうか。

たとえば、名刺交換の際は、名刺を両手で受け取ったら、会話が一段落するまで両手を胸の前に重ねておこう。そうすることで、名刺をいただいたという感謝の気持ちが相手に伝わるのだ。間違っても、名刺を受け取ってすぐに両手を下ろし、名刺の位置に合わせて目線を落としてはいけない。そのしぐさは、相手に不信感を抱かせてしまう。

また、外回りで会社訪問をした際に、ロビーで担当者を待つときのしぐさにも気を配ろう。ロビーの椅子に座ったあとは、ひざを90度に曲げた状態から、足のサイズ分程度、両足を前に出す。その後、片足を後ろに引き、土踏まずのあたりにもう片方の踵をつけておこう。ロビーで待つときのしぐさは、意外と訪問先の社員に見られているものだ。担当者がまだ来ていないからといって、リラックスしていてはいけない。女子力を意識したしぐさで、きちんとした女性であることをアピールしていこう。